PMFって知っている?:札幌の夏の風物詩「PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)」(1)

※この記事は2014年のものです。

最新情報については公式サイトをご確認ください。
http://www.pmf.or.jp/jp/2015/
 
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街に音楽が溢れる札幌の夏。数ある音楽イベントの中でもっとも長い歴史を持つのが、7月~8月に開催される「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)2014」。今年で25回目を迎える、国内最大規模のクラシックの教育音楽祭です。クラシックファンならずとも楽しめる、PMFの魅力をご紹介します。

 

PMFってどんな音楽祭?

PMFの誕生は1990年。きっかけをつくったのは、20世紀を代表する作曲家・指揮者のレナード・バーンスタインです。バーンスタインといえば、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の作曲家としても知られ、クラシックのジャンルにとらわれない多才な音楽家です。
 
 
 
 
バーンスタインは晩年、若手音楽家の育成に力を注ぎました。PMFはその集大成といえる国際教育音楽祭です。記念すべきPMFの第1回目、1990年に来札したバーンスタインは71歳という高齢でした。体調が優れない中での来札でしたが、北海道、札幌の自然環境に癒され、体調を気遣う周囲を驚かせるほど、エネルギッシュにタクトを振ったといいます。それから3ヶ月後、72歳の生涯を閉じたのでした。札幌市はその遺志と夢を引き継ぎ、PMFの継続開催を決めました。
 
 
 
 
PMFに参加するアカデミー生は若手といっても、プロのオーケストラ奏者を目指す精鋭たちばかり。今年は国内外21都市でオーディションを行い、1351人が挑みましたが、合格者はわずか122人(28の国と地域から参加予定)という狭き門です。
 
 
 
 
この122人が夏の一カ月間、札幌で合宿をしながら、世界トップクラスの音楽家による指導を受け、アンサンブルからオーケストラまで、その成果を約40もの演奏会で披露します。オーケストラを指揮するのは、巨匠ロリン・マゼールなど世界的に著名な指揮者。共演アーティストも豪華です。
 
 
 
 
あれから24年。今年は25回記念として、さまざまなプログラムが予定されています。今回の見どころ聴きどころは、後日アップ予定の(2)と(3)で順にご紹介します。その前に、PMF最大の楽しみどころをご案内しましょう。

 

表と裏を聴き比べる、Kitaraでのホールコンサート

PMFの楽しみ方の王道はやはり、世界的に活躍する指揮者がアカデミー生をまとめ上げるコンサートホール「Kitara」でのオーケストラ演奏会。
 
Kitaraでの演奏会は複数回行われますが、ベートーヴェンやチャイコフスキーなど、親しみのある作曲家による楽曲が多いのも特徴です。さらに、一般的なクラシック演奏会と比べ、チケットが手頃な点も嬉しいポイント。
 
 
 
 
単なる音楽祭ではなく、“教育音楽祭”と銘打つPMFは、リハーサルやゲネプロ(直前の通し稽古)を公開。音楽指導の様子を見ることができる「オープンリハーサル」を設けています(有料)。
 
 
 
 
本番はスーツ&ドレスを着込むアカデミー生も、リハーサルはラフな服装。最初は少しバラバラに聴こえていた音が、指揮者の指導でまとまっていったり、抑揚がついたり、ひとつのカタチに仕上がっていく過程が素人にもよくわかるので楽しい! また指揮者によって指導スタイルが異なるのも、見どころです。
 
リハーサル、そして本番。両方を見ることで音楽の奥深さ、面白さを堪能できると思います。
 
 
 
 

札幌ならではのクラシックの楽しみ方

PMF最大のお楽しみが、最終日の8月3日に「札幌芸術の森」野外ステージで行う「ピクニックコンサート」です。緑と青空に包まれながら聴くクラシックって、本当に気持ちがいいんです! 野外なので演奏者もリラックスした雰囲気。露店もありますが、飲みもの食べもの持ち込みOK。芝生にごろりと横になり、ビールを飲みつつ、音楽に身を委ねる休日を過ごしてみませんか?
 
 
 
 
 
 
PMF2014の各チケットは4月13日から発売開始です。札幌の夏旅のプランに加えてみてはいかがですか? 各公演の詳細はコチラへ。
http://www.pmf.or.jp/jp/schedule/
 
※首席指揮者が変更になりました。詳しくはこちらをご確認ください。
http://www.pmf.or.jp/jp/news/2014/06/post-5.html

 

パシフィック・ミュージック・フェスティバル2014

●TEL / 011-242-2211(PMF組織委員会)
www.pmf.or.jp/
●開催期間 / 2014年7月12日(土)~8月3日(日)