国際的デザイナーの登竜門「国際家具デザインコンペティション旭川2014」

3年に一度、北海道旭川で「国際家具デザインフェア旭川=INTERNATIONAL FURNITURE DESIGN FAIR ASAHIKAWA(IFDA)」が開催されているのをご存知でしょうか?家具の街、旭川から世界に発信する国際的なイベントです。
 
 
 
 
そのメインイベントの一つ、「国際家具デザインコンペティション旭川2014」の審査会が3月24・25日に旭川デザインギャラリーで行われました。このコンペは、日本をはじめ、フィンランド、ドイツ、イタリア、デンマークなど36の国と地域から応募された870件の中から、入賞作品を決定するというもの。
 
 
 
 
昨年6月から半年にわたり作品を公募。昨年12月に予備審査、そして3月24・25日に本審査を行いました。審査員には、プロダクトデザイナーの川上元美さんや深澤直人さん、先日北海道Likersでも紹介したカンディハウス創立者でIFDA開催委員長の長原實さん他、ドイツ、スウェーデン、韓国からも世界的デザイナーたちが参加。
 
北海道Likersで紹介した長原實さんの記事はこちら↓
日本の家具業界の先端を走る男の次なる夢 カンディハウス創業者、長原實
 
 
 
 
「1990年から3年に一度IFDAを開催し、今年9回目になります。旭川の地域産業、ものづくり産業が知的に発展し、クリエイティブな家具の街として成長するには、時間が必要でした。10回は開催するという目標を決めてここまできましたが、今年の入賞作品が全て日本人というのは、歓ぶべきことなのかもしれません」と長原さん。
 
 
 
 
しかし一方で、国際コンペという位置づけを考慮すると、日本人ばかり独占するのは今後に影響するのではないか?という懸念もあると長原さんは言います。
 
 
 
 
審査委員が、それぞれ今回の作品や審査の内容について感想を述べました。その中で「今回は特別際立った作品がない」「入賞作品は、審査委員全員が一致した結果ではない」「デザインコンペの幅を、もっと広げたらどうだろう」と、応募作品やコンペについての厳しい意見や提言もありました。安易に「いいね!」というのではなく、旭川を世界に誇れる家具の街として、さらにレベルの高いものにするためには、このような厳しい審査が必要なのだと感じました。
 
 
 
 
最後に、長原さんが「クリエイティブな人とスキルのある人が協同でものをつくるのは大切なことだが、一人で両方の力を持ってものづくりができるというのは、木工という分野の特徴です。今回の応募作品にはそういうものが多かった。これはとても頼もしいことで、これから若い人たちによって、もっともっと発展していくのではないかという予感がありました」と、旭川家具の将来性について話していたのが印象的でした。
 
 
 
 
今年6月18日~22日、旭川市内各所で「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)2014」が開催されます。今回の入賞作品の展示、新作旭川家具の展示会、デザインセミナーなど、期間中は旭川が木のデザインに彩られます。
期間中のイベントなどについての詳細は、後日改めて北海道Likersで紹介します。お楽しみに!
 
 
 

国際家具デザインフェア旭川(IFDA)2014

会期:2014年6月18日(水)~22日(日)
 
国際家具デザインフェア旭川開催委員会
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/ifda/