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公開 / 更新 | チバタカコ

「かにめし弁当」は、長万部の大人気駅弁

長万部かなやのかにめし弁当

 
長万部の大人気駅弁、かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」は、2019年2月28日でJRの車内販売の積込みを終了しました。「もう、食べられないの?」としょんぼりしている皆さん、安心して!直営店、通販、デパート実演販売などで、まだまだ味わえますよー!

 

目次

・かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」
・「かにめし弁当」今昔
・「かにめし弁当」は、直営店、通販、デパート実演販売などで味わえます
・長万部のかなや本店に、列車風自由席が登場


 

かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」

長万部の「かなや」は、1928(昭和3)年から駅弁を販売し、1950(昭和25)年に完成したのが「かにめし」。以来、ずっと愛されて続けているのが、かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」です。
 

長万部かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」▲かにめし本舗かなやの「かにめし弁当」
 

列車での旅の楽しみといえば「駅弁」。北海道内には、物産展などでも人気の駅弁が多数ありますが、道内外問わず、常に人気上位にランクインするのが、長万部の「かにめし弁当」です。中でも「かにめし本舗かなや」は、かにめしの元祖。
 
かにめし弁当について、かなやの松島さんに話をうかがいました。

「かなやの弁当は『温かい』のが特徴です。ご飯は北海道米『ゆめぴりか』と『ななつぼし』のブレンドを使っています。
最近は、海鮮弁当が主流のせいか『カニに見えない』と言われるのですが、ほぐして味付けしたカニは、味がぎゅっと凝縮していて、温かいご飯によく合いますよ」。
  
箸を入れると、ふわっとカニの香りがします。「これでもか!」の乗ったカニと白いご飯を頬張ると、茹でカニとは違うカニの旨味が口いっぱいに広がってきます。白い部分は、酢漬けのカニ。これが、味にアクセントをつけます。
 
添えてある、わかめ、こうなご、ひじきを使った自家製佃煮が、箸休めにぴったりです。
 
 

「かにめし弁当」今昔

元々は、茹でたカニをホームで販売していたという初代・金谷勝次郎氏。しかし、茹でカニは漁期の夏しか出せないことから、1年を通しておいしいカニを味わってもらおう!と考え出されたのが「かにめし弁当」でした。

 
長万部かなやの昔の車内風景、列車内でカニを食べる▲当時は、車内にカニ殻専門の掃除係が乗っていたそうです。これはこれで、おいしそう

 
駅のホームで弁当を販売したところ、これが大人気に!昔の列車は、窓が開閉でき、また今よりものんびりと運行されていたこともあり、しょい箱を持った弁当売りに声をかければ、できたての温かいかにめし弁当を食べることができました。
 

長万部かなや昭和10年。ホームに並ぶ売り子たち▲昭和10年。ホームに並ぶ売り子たち
 

長万部かなや、昭和24年。ホームでカニが買えました▲昭和24年。ホームでカニが買えました
 

長万部かなや、カニむき▲「かにめし弁当」完成後は、ひたすらカニをむく作業が
 

長万部かなや、昭和30年代の調理場▲昭和30年代の調理場。人の手で丁寧につくるのは、今も変わりありません
 
 
長万部かなや、昭和40年代の売り子▲昭和40年代の売り子

 
やがて時代とともに、ホームでの立ち売りの姿は消えました。その後、完全受注制で、特急列車が長万部駅に到着する時間に合わせて列車に弁当を積んでいました。
 
しかし2019年、JR北海道が特急「スーパー北斗」の車内販売終了を発表。2019年2月28日、長万部駅16:24発の「スーパー北斗15号」の積み込みをもって、列車内での「かにめし弁当」販売の長い歴史に幕が下ろされました。
 
 

「かにめし弁当」は、
直営店、通販、デパート実演販売などで味わえます

「もう、食べられないの?」としょんぼりすることなかれ。車内販売がなくなったということだけで、「かにめし弁当」がなくなったわけではありません!


長万部かなやのかしめし弁当アップ
 
かなや本店
札幌~函館間のドライブ途中で、「かなや本店」に立ち寄り、「かにめし弁当」を購入。天気がよければ、前浜で食べる…なんていうのはいかがですか?もちろん、お土産に購入するのもよし!予め予約をしておけば、よりスムーズです。
 
・長万部町字長万部40番地の2 
・TEL/01377-2-2007
・営業時間/8:00〜16:30
 
カネカツかなや食堂
道産素材を使った料理が楽しめるのはもちろん、店内でできたての「かにめし」を味わうことができます。
 
・長万部町字長万部39番地
・TEL/01377-2-2142
・営業時間/11:00~15:00
 
ドライブインかなや
国道沿いにあるドライブインです。忙しくて休憩する時間がない!という場合でも、予め予約をすれば、すぐに受け取ることができます。
 
・長万部町字平里12番地の7
・TEL/01377-2-3255
・営業時間/10:30~15:30
 
かなや 丸井今井札幌店
札幌の人なら、すでに知っていると思いますが、デパート内の直営店で「かにめし弁当」を購入することができます。ここで買って、札幌駅から列車出発、車内でゆっくり食べる…というものいいですね。
 
・札幌市中央区南1条西2丁目 丸井今井札幌本店大通館B1階
・TEL/011-205-2143
・営業時間/10:30~19:30
 
カネカツかなや食堂 新琴似店
ここでも「かにめし弁当」を購入することができます。持ち帰ってできたてを召し上がってみては?
 
・札幌市北区新琴似8条4丁目1番5
・TEL/011-299-8108
・営業時間/11:00~15:00
・定休日/水曜日
 

その他、スーパーへの納品やデパートでの実演販売なども引き続き行っていくということなので、「かにめし弁当」ファンの皆さん、安心して!

 

長万部のかなや本店に、
列車風自由席が登場

それでもやっぱり、「かにめし弁当」は列車の中で食べたいよね~と言う皆さんへ、耳より情報を。
 
長万部のかなや本店に、2017年無料休憩室がオープンしました。その名も「自由席」。
 

長万部かなや本店外観▲長万部にあるかにめし本舗かなや
 

長万部かなや本店の自由席入り口▲本店に「自由席」の案内看板が…


中に入ると、JRの列車で実際に使われていたシートがまるで列車さながらに並んでいました。正面の大型画面では、かなやの歴史が上映されていました。


長万部かなや本店自由席内観▲取材時、札幌から来たという方が、「車で来たけど、列車気分を味わいたくて」と、自由席でかにめし弁当を楽しんでいました。


長万部かなや本店の自由席のシート▲シートを回転させるとボックス席にもなり、ひじかけのテーブルも使えます

 
二人掛けのまま、並んでもよし、座席をくるりと回して4人掛けボックスにするもよし。座っていると、なんだか列車に揺られているような気分になるから不思議です。
 
本店で「かにめし弁当」を買って、ここで食べると、列車旅行気分も楽しめますよ。

 

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