白老町の陶芸家「前田育子」

『縄文土器のように、大らかで邪念の無い思いのたけをそのまま形に表せたら・・・』

 

とても温和な口調で自身の創作活動について語られた陶芸家の前田育子さん。白老町に生まれスペイン遊学などを経て、故郷に戻り大自然に囲まれて創作活動を続けている。
 
「層」と名付けられた非常に手間のかかる技法で作られた作品が人気ですが、不用になった大漁旗を再利用した「エコバック」等のデザインも手がけており、今年3月に第2回北海道新聞エコ大賞に輝いているマルチなクリエイターさんです。
 
 
違う土をサンドイッチにする「練りこみ」の技法を使った器は珍しくはないですが、あえてくっ付きにくい磁器と信楽の赤を錬り込んで作った器達はシンプルに洗練されたデザインでやさしく語りかけて来るような趣で工房に並んでました。
 
 
白老町の中でも緑深い森野で幼少期を過ごされ海外で学び故郷に戻られた前田さんは、生まれ育った場所で仕事が出来る喜びをとても嬉しそうに話してくれたました。
 
Likersファンの中にも、北海道を離れて暮らしてらっしゃる方達の懐かしむ声を拝見しますが、北海道を故郷にもつ方が、ホントに羨ましく思えました(^^;)
 
 
最近の前田さんの夢は「野菜が似合う器」だそうで畑で取れた枝豆の乗った器は、ほんのり緑がかった磁気の器で枝豆の緑と調和したすばらしい作品でした。
 
 
今年3月に第2回北海道新聞エコ大賞に輝いた「エコバック」の他にも写真の小銭入れなどもデザインされてます♪
 
 
2001年からは毎年、個展を開催したりグループ展などにも参加されており、11月7日から15日まで札幌の茶廊法邑で前田育子黒陶展を開催します。
 
 
独特な時間の流れを感じる陶芸家の前田育子さんでしたがその雰囲気はそのまま作品からも感じる事ができます。邪念の無い思いが形になると作者と作品は同じ空気感を醸し出すものですね♪