カラマツ残材を利用した足寄町のウッドキャンドル

ウッドキャンドルって知っていますか?丸太が丸々燃え尽きるという、豪快でワイルドなキャンドルです。林業の町、足寄(あしょろ)町ではカラマツの残材を有効活用して、冬景色に炎の灯火を照らしていました。
 

ウッドキャンドルって何?

もともと北欧の木こりたちが山の中で暖をとるために作られたのが始まり、と言われています。別名「木こりのろうそく」とも言われています。日本国内でも一部の林業の町やキャンプ場でも作られているようです。
 
 
 
 
構造はとてもシンプル。
丸太の下の部分のみ残し上から縦に切れ込みが入っているだけ。使用する時は、着火剤を切れ込みに入れ、バーナーで火をつけ、しっかり着火すれば完了です。
 
 
 
 
燃えやすいよう切れ込みは8等分されるように入っており、上から見るとバームクーヘンのようです。材木や材質によっては6等分や4等分にするそうです。
 
 
 
 
あとはこれに火をつけるだけ。しっかり火がつくとこのように!
 
 
 
 
切れ込みがあるため丸太の内側から燃え、外側が最後まで残ります。燃え始めの30分程度は丸太の上にやかんや鍋を置いてお湯を沸かすことも可能。
カラマツの場合は1時間ほどで火が消えます。ナラの木など広葉樹の場合は木の密度があるためか、もっと長い時間火がもつそうです。
 
 

足寄(あしょろ)町のウッドキャンドル

足寄町では2012年から毎年2月頭に、「ウッドキャンドルナイト」と称するイベントを開催しています。会場は、旧ふるさと銀河線足寄駅で現在は道の駅となっている、「あしょろ銀河ホール21」。
2014年2月は、丸太で作ったウッドキャンドルと、氷で作ったアイスキャンドルを灯して会場を彩り、キャンドルの炎で焼くマシュマロやココアなどが無料提供され、体を温める豚汁やおにぎりなどが販売されました。
 
 
 
 
 
 
足寄町でウッドキャンドルが灯されるようになったきっかけは、町内の林業関係者、建設会社、観光協会に所属する3名によるお酒の席での語り合いでした。
「隣町の陸別町や本別町などではそれぞれ冬のイベントが開催されているのに足寄町には何もない。このままでいいのか、できることから始めて冬の足寄町を元気にしよう」。
お酒を飲みながら熱く語り合う中、足寄町の基幹産業の一つである林業を活かしてウッドキャンドルを作り灯すイベントを開こう、ということになったそうです。
 
足寄町の貴重な森林資源であるカラマツ材。このカラマツ材の残材を活かしたウッドキャンドルは、町の人たちの熱い想いがこもっています。
イベント開催として3年目を迎えた2014年は、町外でのイベントにも出向いて演出の一役を担いました。
西隣にある上士幌町にある牧場での冬イベントのオブジェとして、ウッドキャンドルが広大な雪原に並びました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
足寄町の皆さん、来年冬のウッドキャンドルナイトはもちろん、ほかのイベントでの利用や販売も計画中のようです。ところが、足寄町から各地へどんどん進出していくのかと思いきや、そうではないようです。
「私たちが前面に出ていくつもりはないです。各地の林業の町でウッドキャンドルが作られるようになって、みんなで盛り上がるようになればいいな、って思っています」。
 
各地の林業関係の皆さん、林地残材を使ってウッドキャンドルを作り、冬の夜に彩と賑わいを作りませんか?
スノーキャンドルが北海道内各地のイベントで登場しているように、冬の北海道では各地でウッドキャンドルの炎が灯される日を楽しみにしています。
まだウッドキャンドルを見たことがない皆さん、来年冬に足寄町を訪ね、炎の灯火をぜひ一度ご覧あれ!