コンサドーレ札幌のトップに聴く!:ラジオNIKKEI「北海道探究ラジオ」連動企画(2)

番組コンセプトは「北海道通になろう!」。ラジオNIKKEI第1で全国放送している番組「北海道探究ラジオ」連動企画の第二回は1996年の設立以来、北海道に夢と希望を与え続けているサッカークラブ「コンサドーレ札幌」のトップの考えを聴いてみました。「コンサドーレ札幌」を運営している「北海道フットボールクラブ」代表取締役社長 野々村芳和さんの登場です。
 
 

 
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- 2013年のシーズンはJ1昇格を惜しくも逃しましたが、野々村社長にとっては3月に社長に就任されて、夏にはベトナムからFWのレ・コン・ビン選手獲得といった節目の年になりましたね。
 
「そうですね。いいスタートだったのかよくわからないですけれど、始めたというところでは、節目になりましたね。思っていることをやってみて、良かったのか悪かったのか、悪いところは次はしない、という感じで動きました。今、サッカークラブ『コンサドーレ札幌』はどうなっているのかを見るには、いい1年になったと思います」。
 
 
 

- それでは野々村社長の経歴を紹介しながら話を伺っていきましょう。
1995年からジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)、2000年からコンサドーレ札幌でMFとしてプレー、引退後はサッカー解説者としてもご活躍されていました。2006年には株式会社クラッキを設立、サッカーを通じて子供たちの育成に力を注いでいました。
 
 
 

コンサドーレ札幌の社長職を引き受けたことについて

- そして、去年3月に社長に就任されました。どんな思いで引き受けられましたか?
 
「コンサドーレに限らず、多くのJリーグのクラブが大変な状況の中、がんばっています。特にコンサドーレは、2014年度末までに経営改善の具体策を出すよう、Jリーグから求められています。この苦境を乗り切らなければならない責任を感じましたが、コンサドーレ札幌が魅力的なクラブだということが先に来て、社長職を引き受けることには、全く躊躇しませんでした。頼まれたときは『まさか?』とは思いましたけど、やったら面白いことが起こせるかもしれないなと・・・思い付きですかね(笑)」。
 
 
- 思い付きで社長ですかぁ(笑)!!?
でもそういったフットワークの軽さが、経営改善のための活動にも現れてきているのでしょうね。
 
 
 
 

元Jリーガーの強み

- 続いて、元Jリーガーという立場を社長として活かしている部分はどのようなところでしょうか。
 
「すべてのことを最終的には決めなきゃいけない立場として、サッカーとはどういうものかをわかっていることは自分の強みではあると思っています。当然、売り物の大きな部分をサッカーが占めているので、プレーするほうの気持ちもわかるし、観ている人たちの気持ちもわかるし、仕組みもある程度は理解していますしね」。
 
- 選手のメンタル面への配慮など元Jリーガーだからこそ、理解できることも多いのでは?
 
「まぁ、そうかもしれませんね。とはいえ、あまり現場に入っていきすぎるのも良いとは思っていません。ただ、今いる選手たちは、普通の企業で言うと商品のようなものですから、より魅力的な強いものになっていかないと困ってしまうので、一個人に対するアドバイスは時々、伝えています」。
 
 
 
 
- 実際にピッチへ行っての激励も?
 
「試合の時は実際に言うことはあまりないですけれど、タイミングさえあれば、一声かけますし、グランドにも行けるときは行って、スパイクを履いたりしながら一緒に体を動かしています」。 
 
- 選手にとっては心強いですね。
 
「いや、わからないですよ(笑)、それはもう。『何やってんだ、あの社長?』って見ている人もいるかもしれないですけど(笑)」。
 
- いやいや、他のクラブではないことですし、何よりも自分を見ていてくれている安心感が選手のメンタルを強くするのではないでしょうか。
 
 

 

日本のサッカー界のビッグニュース、タイとベトナムリーグのクラブ間提携パートナーシップついて

- 続いて、去年の大きなニュースですが、タイリーグの「コンケーンFC」とベトナムリーグの「ドンタムFC」とクラブ間提携パートナーシップを結び、ベトナムからFWレ・コン・ビン選手を獲得していますね。今までに例のないことを実現するには、苦労もあったかと思いますがいかがですか?
 
「苦労はそんなにありませんでした。ただ、僕ら自分たちだけで成立したことではなくて、Jリーグとしてもアジアに対していろいろ考えていかなければいけないという動きもあった中で、コンサドーレがたまたまタイミングがよく、やってみようか?ということになりました。いろんな人たちの協力があって、こういうことって自分たちだけではなかなか成立しませんから、やってみて本当に良かったと思います」。
 
 
 
 

今後のアジア戦略

- 話を伺っていると、東南アジアへの意識が感じられます。今後のアジア戦略について、社長としてはどのようにお考えですか?
 
「Jリーグは日本国内だけで完結していたら、プロ野球とそう変わらないものになってしまうと思います。そもそもサッカーはそういうレベルのスポーツではないと思うんですね。まず最初に出て行くところは、アジアであるのが一番良いと思っています。それから、何年後になるかはわかりませんが、最終的にはヨーロッパのクラブとしっかり肩を並べる位大きくなっていかなければならないことを考えると、国内に留まっているという選択肢はもうゼロですよね。だからどんどんアジアに行って、まずアジアのクラブやサッカー関連の人たちと一緒にアジアを盛り上げていきながら、日本のサッカー界、Jリーグがどんどん大きくなっていくということをしていかなきゃいけないですね。そして、僕はこれをずっとやり続けていく方が良いと思っています」。
 
- はじめから海外を視野に入れて戦略を立てているわけですね。
 
「小さい頃からサッカーに関わってきて、日本だけでサッカーを考えていることはもうないと思うんですね、ファンもそうですけど。結局、自分の地元があって、日本があって、海外のクラブがあってというように、どんどん広がっていく世界ですから。そこはそもそも感覚として持っていたと思います」。
 
 

 

今後のサッカー界をも背負う

- 今後のサッカー界をどのようにしていきたいですか?
 
「もちろん、日本のサッカーの為になることをたくさんやっていきたい。サッカー自体の魅力があることは明らかなわけで何の心配もしていません。ただ現状、その魅力を知っている人が日本国内に少ない。だからその魅力を伝えていくことをしなければいけないと感じています」。
 
- そうすることでJリーグの観客動員数を増やし、海外展開を視野に入れながら、活動していくということですね。
 
「例えば、10年後、20年後に、サッカーが国内No.1のスポーツになっていれば、メディアの取り上げ方も変わってくると思います。そのスピードを少しでも上げられるように準備を進めていきたいと思います」。
 

今シーズンのコンサドーレ札幌は?

- おしまいに、コンサファンにとっては気になるところですが、今シーズンはどの辺を狙うのでしょうか。
 
「J1に行けるように現場はがんばってくれると思います。これって良い準備をしてあげたら行ける可能性は結構高くなるわけですよね。選手への強化費をJ2の中でも多く使うチームになれば良い。少しでもそういった状況に近づいて、クラブとして良い準備をしてあげたいと思っています」。
 
- 補強の方針は?
 
「現状使えるお金の中、最も成果が出せる選手をどう配置するかというところが、大事なポイントだと思います。良いメンバーが集まって、話題性もできれば、楽しみですね。これからも応援、よろしくお願いします」。
 
 

 
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インタビューを終えて・・・

Jリーガーから始まり、今では日本のサッカー界の将来を考える実業家の1人となった野々村社長。とてもきさくにお話くださって、またの機会も是非!とのことでした。
 
 
北海道在住道産子はもちろん、道外に住んでいる道産子も、コンサドーレに対しての愛情を強く感じていることでしょう。2014 J LEAGUE DIVISION 2 AWAY開幕は3月2日 VS ジュビロ磐田。HOME開幕は3月9日 VS モンティディオ山形です。
今シーズンも北海道のサッカークラブ「コンサドーレ札幌」を応援していきましょう!!
 
 
 
 

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