薄紫色に染まる美しき夏の亜麻畑 「北海道亜麻ルネサンスプロジェクト」

“亜麻(あま)色”と言えばブロンドの髪をイメージされる方が多いかもしれませんが、では亜麻の花の色って何色かご存じですか?実はとってもとってもきれいな淡い薄紫色なんです。いわゆる褐色系の“亜麻色”とはイメージが大きく異なりますが、北海道のさわやかな青い空と緑にマッチする優しい色彩を見せてくれます。
 
亜麻の花は7月が最盛期。まさにこの時期、亜麻畑は美しい薄紫色に染まります!
 
 


 
とはいえ、実はこの亜麻の花畑、現在、国内ではほとんど見られません。
 
国内では北海道が唯一の最適地ですが、明治以降盛んだった亜麻栽培は化学繊維に追いやられる形で戦後急速に衰退。およそ40年前には道内から亜麻畑が完全に消えたと言います。
 
写真の景色は、亜麻の花が咲き乱れる美しい景色を再び取り戻したいとの思いから、栽培を復活させた「北海道亜麻ルネサンスプロジェクト」の成果。プロジェクトでは、ただ花畑を復活させるだけではなく、無農薬栽培で生産した亜麻の種子から亜麻仁油(あまにゆ)を搾り、「北海道ブランド」のピュアオイルやサプリメントとして販売もしています。景観保全と地域資源の有効活用、まさに北海道らしい農商工連携による地域活性化の取組ですね! 
 

亜麻仁油には、現代の食生活で摂取しにくい種類の良質な脂肪酸であるオメガ3系脂肪酸(αリノレン酸)が豊富に含まれており、バランスのよい油摂取に一役買ってくれます。その味は端的にいうならば“木の実”。クルミのような独特な風味があり、それでいながらどっしりとした感じはなく後味さらり。オリーブオイルのようにそのままサラダにさらっとかけてもよし、煮物や炒め物の仕上げにも合いますよ。ただし、熱に弱いので加熱調理には向きません。

 
 
 
亜麻栽培が盛んだったころの姿を北海道に取り戻すこのプロジェクト。亜麻仁油を使用してみたり、花畑のある当別町に出向いて写真を撮影してみたり、いろいろな形で応援してみませんか。プロジェクトでは、現在「亜麻フォトコンテスト」も開催中。この花の最盛期、ぜひ現地に足を運んでステキな写真を応募してみてはいかがでしょう!