夕張で愛され続けている「小倉屋ぱんぢゅう」

夕張にはぱんぢゅう屋さんが1件しかありませんが、炭坑時代から親しまれ繁忙期には予約分だけで手一杯、1回の予約で50個頼む人もいるほど多くの地元民、観光客から愛されているお店がここ「小倉屋ぱんぢゅう」です。

 

 
30年程前に初代小倉さんから店を引き継いだのが今の店主、沼直子さんです。
 
この日も焼き器の前に立ち続け、丁寧にぱんぢゅうを焼きながらお話してくれました。
 
餡をいれたあと、包むように生地を流しています。

 

 
ジョキジョキとハサミで切り分けてから、裏面を焼きます。店内に広がる甘い匂いがたまらない~!

 

 
「先代から引き継ぐ時、生地の配分など先代は目分量だったので見て覚えるのが大変!店を始めた当時は餡が練れなくて泣いたり、、、。
今でも完璧に焼けた!と思えるのは10日に1回あるかないか。同じものを作っているのにその日の温度や湿度で違うの。今日は、完璧!」

 

 
と言って沼さんが出してくれたぱんぢゅうはとても綺麗な焼き色!

 

 
焼きたての皮はカリカリ。時間が経つとしっとりしてくるそう。
 
一口かじると餡がびっしり!!、、、でも自然に2個目に手が伸びます(笑)。

 

 
昔は炭坑の人に合わせた濃い味付けだったそうですが今は甘み、塩味を控えて口に残らない甘さにしたそう。納得です。
沼さんが使っている銅板製の焼き器は重さ2キロ!最初は重たくて持てなかったとか。
くぼみ(焼き穴)が他のものより深いのでぱんぢゅうが大きめなんですね。
 
そして沼さんを悩ませる問題があるそうなんです。

 

 
「現在焼き器が手元にあるものしか無く、ほうぼう探しても、作ってもらっても、同じものが作れなくて、、、これが無くなったら終わりかもしれない」と寂しそうに笑う沼さん。
 
、、、絶対に無くならないで欲しい!理想の焼き器が出来ますように。