2014年01月25日 | yuki

北海道フレンチ シリーズ(3)「LA BRIQUE」

食は日々、欠かさず巡り来る愉しみ。旅先であればなおのこと、何度目かの札幌であれば、そろそろ違うジャンル、お店へと、新しい扉を開けたくなる頃ではないでしょうか。例えば、北海道の食材で紡ぐフレンチはいかがでしょう。北海道フレンチシリーズの最終回は、「LA BRIQUE(ラ・ブリック)」へご案内します。
 
地下鉄東西線「バスセンター前」駅から徒歩5分ほど。フランス料理店「LA BRIQUE」は、「サッポロファクトリー」のレンガ館1階にあります。
 
サッポロビールの前身「開拓使麦酒醸造所」として明治9年に創業。その跡地につくられたのが、ここサッポロファクリーです。レンガ館は当時の赤レンガを生かした貴重な建造物として知られています。
 
 
サッポロファクトリーのレンガ館にあるラ・ブリック
▲店名はフランス語でレンガという意味
 
 
周りの喧騒からは一転。店内に入ると重厚で洗練された雰囲気に気持ちが華やぎます。スワロフスキーが美しく輝くシャンデリアが印象的。床材には白い大理石にグレーの大理石をアクセントに使い、まるでファッションショーのランウェイを思わせるデザインです。
 
 
サッポロファクトリーのレンガ館にあるラ・ブリック
▲明治時代のレンガとモダンなデザインとのコントラストを楽しめる店内 ※撮影/岩浪 睦
 
 
LA BRIQUEの料理は、北海道の魅力的な食材、旬の食材を生かした”北海道フレンチ”がコンセプトです。前菜の一例「鰤のマリネ 根菜のサラダ シャルトリューズ」は、脂がのったブリを軽くスモーク。さまざまな根菜の美しい色合いに惹かれます。
 
 
鰤のマリネ 根菜のサラダ シャルトリューズ
▲鮮やかなグリーンのソースは、アンチョビと葉野菜がベース
 
 
冬のメインは、ぜひこちらの「十勝ELEZO蝦夷鹿肉のロティ ネズの実のソース」を。十勝のELEZO社が狩猟したエゾシカ肉は、熟成させた香りの良さが魅力です。「この香りを生かすよう、低温調理でゆっくりしっとり火入れをしています」と、西田庄悟シェフ。甘味や酸味、ジンの風味を生かし、味に広がりのあるソースと一緒にどうぞ。
 
 
エゾシカのおいしいお店
▲繊細に火入れしたエゾシカ肉
 
 
エゾシカ肉の下に敷いたのは、札幌産の在来タマネギ「札幌黄」と道産キノコを軽いクリームでつないだもの。「甘味を引き出した札幌黄と一緒に味わうと、また違った魅力を楽しんでいただけます」と、西田シェフは説明します。
 
 
ラ・ブリックのシェフ、西田さん
▲フランスでの修業中、芸術文化に関心を寄せていたという西田シェフ。その料理は美しく、また食材の持ち味を一層引き出しています。
 
 
デザートにも北海道産の食材が活躍します。その一例が「深川市音江町藤谷さんが造った紅将軍のミルフィーユ」。藤谷果樹園の藤谷保宣さんが真心込めて育てたリンゴ「紅将軍」は、蜜の入りやすい品種。これを薄くスライスしてミルフィーユ状に重ね、約4時間もオーブンに入れます。1/3の厚さまで凝縮したリンゴは、しっとりした食感。香りと上品な甘さを堪能できます。
 
 
んごのミルフィーユ
▲バニラアイスクリーム、乾燥リンゴを添えて
 
 
場所柄、観光客も多く訪れるLA BRIQUE。コース料理のほか、アラカルトも揃っています。カウンター席もあり、出張の際はおひとりで、料理ひと皿からオーダーできるのも魅力です。この時期は雪まつりのデートにもおすすめです。
 
 
サッポロファクトリーのフレンチ
 
 
北海道Likersで紹介した
「情熱の仕事人。料理人兼食肉処理人兼狩猟家 エレゾ社代表『佐々木章太』」はこちら↓

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yuki

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