十勝の雪原でタンチョウを探しに行きませんか?

雪の結晶や霧氷が見える森や小川の近くでタンチョウやオオハクチョウ、エゾリスを探してみませんか?北海道立「十勝エコロジーパーク」では、たくさんの動物が潜んでいる純白の森をスノーシューで散歩できます。
 
北海道の東部、十勝川温泉のすぐ近くにある十勝エコロジーパーク。広大な敷地を持つ自然公園で、広さを例えると東京ドームが30個以上入る面積です。敷地の大半を森林が占め、木々の中の散策路や自然観察などに使われる施設があります。
冬は朝晩の気温が氷点下20度くらいになる日も珍しくなく、森は真っ白い雪で覆われ、施設内を流れる小川の表面は凍りつきます。寒さが厳しい分、他ではなかなか見ることのできない美しい光景が広がります。
 
その1つがこちら!
雪の結晶です。
 
 
 
 
気温が低いからこそ見られる自然の芸術。寒い日の午前中など、敷地内の雪原で肉眼でも見つけることができます。
 
こんな光景も時折見ることができます。
 
 
 
 
木々が真っ白になる霧氷です。
近くに十勝川が流れ敷地内に小川もあるため川霧が発生し、木々に水滴が付着してそのまま凍りついたものです。
 
雪の結晶や霧氷が見られる十勝エコロジーパークの森。
真っ白い森の中を気軽に散歩することができます(野生動物保護のため立ち入り禁止区域もあります)。
 
深く積もった雪の中を普通に歩いてはズブズブと足が雪に埋もれてしまいます。
そこでスノーシューの登場。これを履けば深い雪の中でも歩いていけます。
 
 
 
 
スノーシューで歩くのには特別な技術はいりません。敷地内には散策ルートもあるので迷うこともなく安心して森の中へ入っていけます。持っていない方はスノーシューのレンタルもあります。
 
 
さあ、大地も木々も真っ白な森の中に入ってみましょう!
 
 
 
 
森の奥へ1歩足を踏み入れると、まっさらな雪原が広がる…と思いきや無数の足あと。
でも、靴の跡やスノーシューの跡ではありません。小さいものもあれば人の手のひらより大きいものまであります。点のようなものもあればV字型のようなものもあります。
 
動物たちの足あとです。
 
 
 
 
 
 
「ネズミが茂みに走って逃げていってますね、まわりに気づかれないように急いてここを渡ったのでしょうね」。
足あとが茂みの中へと続いて行く様子を眺めながらこう語るのは、十勝エコロジーパークの職員伊藤さん。
以前帯広動物園でお勤めだったこともあり動物に関しての知識は詳しく、足あとを見ただけで目の前に動物がいるかのように語ります。
「どんな動物がいたのか、どちらに行ったのか、急いでいたのか。足あとを見るとわかります。想像力をかきたてられて面白いんですよ」。
 
 
 
 
雪の上には、動物たちがここにいたという証がたくさん残っています。
真新しい足あとをたどっていくと、もしかしたらまだその動物がいるかも!?
 
 
小川のほうをそーっと覗いてみると…茂みの中にタンチョウ!
 
 
 
 
国内希少野生動植物種の鶴で、頭の上が赤い色をしているのが特徴的。国内では北海道東部に生息し、釧路湿原周辺が生息地として有名ですが、この周辺でも十勝エコロジーパークで繁殖した個体を含め10羽程度生息しており時折目にすることもできます。
柳やヨシの中にひっそり佇んでいることが多いので気づきにくく、つい見落としてしまいます。見つけても人が近寄ると逃げてしまいます。
ここでは人間よりも自然や動物が優先。タンチョウが自然の中でのびのび暮らしてもらうためにも、見かけたらむしろ人間のほうが身を引き、遠くからそっと見るだけにしましょう。
 
 
 
 
タンチョウのほかにも、オオワシやオオハクチョウ、ノネズミやエゾリス、キタキツネ、エゾシカなど、たくさんの動物たちがこの森で暮らしています。もちろんすべて野生の生き物です。
 
 
 
 
 
 
 
 
雪の結晶や霧氷が見える十勝エコロジーパークの森には、たくさんの動物が潜んでいます。ただし会えるかどうかは運次第、手がかりは足あと。
スノーシューを履いて雪の森へ探し物をしに行きませんか?
 
 
 
 
※タンチョウをはじめ各動物や、雪の結晶や霧氷などは必ず見られるわけではありません。