「野付半島と打瀬舟」別海町、標津町:北海道遺産シリーズ(3)

知床連山を望む野付(のつけ)半島は、全長26キロにもおよぶ日本最大の砂嘴(さし)。
その特徴的な地形が作りだした野付湾で、ゆらゆらと波に揺られ漂うように漁をする三角帆の打瀬舟(うたせぶね)。

道東にはそんな情緒的な風景があります。
砂嘴とは、砂が堆積してできたくちばし型の地形のことで、野付半島は、知床半島とその周辺の河川から運ばれた土砂が堆積してでき、江戸時代には国後へ渡る要所として通行屋が設けられ北方警備の武士も駐在したと言われています。
 


 
荒々しいトドワラ(トドマツの枯れ木が立ち並ぶ原)や、ナラワラの景観が多くの人々をひきつけます。
 


 
その野付湾で春と秋に行われ風物詩となっているのが、ホッカイシマエビ漁です。
毎年春と秋の限られた時期に行われるホッカイシマエビ漁では、打瀬舟という特殊な帆掛け舟が使われます。
今年は10月19日から秋の漁がはじまっています。
 
 

 
野付湾は水深が浅く、しかも海草が多くてスクリューが使えないので特殊な帆で風を受けながら進むこの漁法が考えられました。三角帆に風を受けて、ゆらりゆらりと漂うように漁を行う打瀬船の、霧にかすむ舟影はとても幻想的です。
 
 
 

北海シマエビは、期間限定の「北海道の秘味」としても親しまれており、付近の飲食店では、ホッカイシマエビを丸ごと揚げた「ホッカイシマエビ天丼」なども楽しめます。
 
 

 
また、野付半島・野付湾は、波が静かでほとんど湖に近い環境なので、多くの野鳥がやってきます。
数百種にのぼる野鳥や植物が確認されており、2005(平成17)年にはラムサール条約にも登録されています。
 
 

 
野付半島ネイチャーセンターのホームページでは花暦や野鳥の情報などを知ることができますよ♪
 
 
 

関連リンク

野付半島ネイチャーセンター
別海町観光協会

 

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