ODASHIMA GUITARS~森の中のギター工房を訪れて


北海道の上川郡北部「和寒町」というちいさな町で暮らすギター職人、ODASHIMA GUITARSの小田島 尚人さんという方に出会いました。
 
 

 
廃校になった旧西和小学校を借りて、工房として活用し、ジャズギターを専門に日々ギター制作を続けています。

 

 
雄大な自然に囲まれぽつんとたたずむ旧校舎。
 
家は、少し離れた所にありますが、ほとんどここに1人で寝泊まりするそうです。
 
小田島さんは、岩手県出身で、ギター製作を学びに本場アメリカに渡り修行を重ね、今現在北海道に移り住み7年間「音」を造り続けています。
彼の持つギターへの熱い情熱と、完成度の高い技術は、数多くの音楽家や専門店に厚い信頼を得ているようです。

 
 
 
 
小学校の面影が残る工房内
 

 
2階に上がると大量の木材が保管されています。
 
ギターの素材には、主に北海道産の木材を使用。
 
北海道の木は、寒い土地で育ち自然の環境もよいので、年輪がキレイに締まっていてギター職人にとっては、たまらない資源だそうです。
 
なかでも「アカエゾマツ」は、道内でも非常に貴重な木で音の響きには、他と違う高級感を持つそうです。
 
北海道の自然や、気候、資源が、小田島さんにとっては、とても恵まれた環境であり、長年憧れていた、ここ北国の大自然での暮らしに移り住むことになるのです。
 
知り合いもいない、この土地に始めて来たときは、壮絶な雪国の冬を体験し、驚いたそうです。朝起きたら雪で出られない日も‥
 
そんな中、やさしい町の人たちに支えられ、最初は、理科室だけだった工房も校長室、職員室と製作環境も広がり、町の子供達が遊びにきたり、道外からも彼のギターを求めて訪れる人もいるそうです。
 
 
僕が訪れた日は新作のギターが完成した時で、全て手作業で仕上げ、何度も何度も音、形、素材を確かめ、丁寧かつ繊細な職人の極みを目にし、その緊張感には、とても感銘を受けました。

 
 

 
木材、構造、音の理論、色、デザイン、何もかもが繊細で、1つ1つを手で探りながら出来上がる1つの楽器は、一つの命が生まれるに等しく、まさにソウルの世界に生きる人です。
 
この大自然の中に7年も暮らしていると、流石に知識と技術だけではない小田島さん独自の感性や発想がギターや音にも溢れ出て、とても貴重な出会いをさせて頂きました。
 
ホームページにて"Odashima Guitars"の作品や、ブログも見れます。道外でも展示会にも出店されたりしますので、ギター好きは、是非チェックしてみてください。


ODASHIMA GUITARS

小田島 尚人
http://www.geocities.jp/odashima_guitars/index.html