異国情緒漂う函館を代表する顔の一つ、旧函館区公会堂

函館港を見下ろす元町地区の高台に建つ旧函館区公会堂。明治時代後期に建てられた洋風建築で、異国情緒溢れる函館の街並みの中で華麗な姿がひときわ際立ちます。外観とともに館内の姿や港を見下ろす眺望も必見です。
 
 
 
 
緑がある季節はもちろん、雪がある季節も絵になります。
 
 
 
 
夜はライトアップもされるので、見物や撮影をする人たちが毎夜訪れます。
 
 
 
 
旧函館区公会堂はアメリカのコロニアル風の洋館で、ブルーグレーに黄色のラインが印象的。木造2階建てで左右対称のポーチと広いバルコニーがあり、建物内外いたる所に洋風建築の装飾が施されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
一歩館内に足を踏み入れると重厚な雰囲気と気品の高さに圧倒されます。
高い天井、ずっしりした質感がある扉、廊下や階段に敷かれた赤じゅうたん、一面に広がる窓…。
館内随所で明治期の洋風建築の雰囲気を感じ取ることができます。
 
 
 
 
 
 
建築されたのは明治43(1910)年。明治40(1907)年の大火により町会所が焼失したため新たな集会所の建設の計画が持ち上がり、函館の発展に尽くした豪商相馬哲平氏の寄付により完成しました。
明治44(1911)年には大正天皇が皇太子時代に訪ねられ宿舎になりました。また大正11(1922)年には昭和天皇が摂政宮のときにも休憩として立ち寄られ、平成元(1989)年には天皇・皇后両陛下が行啓幸の際に立ち寄られています。
皇族が利用された部屋なども中には入れないものの部屋の入口から見学することができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
部屋とともに一風変わったトイレや浴槽も見学できます。
 
 
 
 
 
 
館内の施設の中でも一番大きな場所が2階にある大広間です。
赤じゅうたんが敷かれた廊下から扉をくぐると奥行のある大きな部屋が広がります。天井からは装飾されたシャンデリアが吊るされ、正面には演台もあり、華やかな社交場のような雰囲気を醸し出しています。

 

 
少し薄暗い室内ですが、大きな窓と扉から明るい光が差し込みます。
外をのぞくと目の前は函館の港。正面には青函連絡船(現、函館市青函連絡船記念館摩周丸)、その奥には五稜郭タワーも見えます。
扉からは外のバルコニーに出ることもできます。旧函館区公会堂での絶景スポットです。

 

 
2階の左右に長く続くバルコニー。玄関の屋根にあたる中央部は大きく前に張り出し特等席のようです。欄干付近は文化財保護の観点と安全面から立入禁止になっていますが、眺望は十二分に堪能できます。
 
 
 
 
 
 
左右眼下には教会や洋館が点在する元町地区、目の前には弧を描くように湾が広がる函館港。潮風を浴び汽笛を耳に、異国情緒漂う函館の空気と風景を五感で感じられます。
特徴的な外観から撮影スポットとして人気がある旧函館区公会堂。建物の中にも素敵な被写体がたくさんあります。函館観光の際にはぜひ。