札幌市近郊、峠の上の建築ファクトリーHOLOMIN

札幌の中心地から車で20分程山道を走ると、札幌市街が見渡せる幌見峠(ほろみとうげ)という場所があります。その峠の上にある建築ファクトリーHOLOMIN(ホロミン)。森の中で暮らす建築家の仕事に興味をひかれました。
 
 
 
 
ホロミンでは、主に住宅、店舗等の一般的な設計を手がける他に、「この建物はまだ使えないか」「自分で家を作りたい」といった場面でお客さんと一緒に考え、一緒に作るという仕事をしています。
 
1級建築士である、粟野 琢さんの暮らしは、自然とエコに囲まれた生活をしています。建築ファクトリー「ホロミン」は、古い建物を自分なりに改装した、事務所でもあり自宅でもあります。
ホロミンの内装は、壁を取り除きリビングを広くしたり、その余った廃材を利用し、棚やイスを作ったりと余す事無くリフォームされています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
粟野さんが携わった一つとして、「地球感謝リトリートA Hut Project」というのがあります。それは、日常生活から離れて、環境にやさしい生活を心がけ、自然と触れ合い楽しむエコを目的とした企画。十勝のエコビレッジという森の中で小屋造りの設計を担当しました。
 
 
自然素材やリサイクル素材を活用し、限られた条件と必要な物だけをみんなで考え、形にしていきます。
 
 
 
 
 
 
チャリティ寄付で余ってしまったセーターやぬいぐるみを断熱材用に敷き詰めたり、古家で崩した土壁を再利用したり、廃材を利用してどうすれば建築に使えるか一緒に話し合っていきます。
 
 
 
 
 
 
 
この場所は、これからまだ建物や薪ストーブを作り上げて、今後キャンプ場として展開して行くようです。
 
みんなで作ることで家作りにおける新しい発見や工夫が生まれてくるようです。人と環境とのつながりが見えてきたり、なによりみんなと粟野さん自身も愛着の湧く場所になるようです。
 
粟野さん自身が考える建築とは、建築そのものではなく、建築と人の繋がりを設計することだと言います。
 
 
 
 
暮らし方や必要な環境は、地域や人によって違いがありますが、生活の中で見えてくる様々な家の問題点を生活の中で一つひとつ解決して行く。自分と一緒に暮らす人、訪れる人の為の快適さを考える。それが、粟野さんの持つスタイルです。
電気、ガス、水道のインフラを組み立てたり、特に北海道は、冬の越し方にも工夫と知恵が必要になるので、生活する人が家作りに携わる事により暮らしの中に新しい発見や工夫が思いつくかもしれません。
 
 
 
使われなくなった建物や資源がまた活用されるのは、とても良い事だと思います。
必要ない物を必要あるものに変えて行く方法を知ることで、自然とエコに繋がっていくように感じました。
 
 
「昔は、どんな田舎の集落にも1人は、棟梁(とうりょう)と呼ばれるひと(大工さん)がいて、家のことを気軽に相談出来る人がいたから、そんな存在になりたい」と粟野さんは言っていました。
 
 
ホームページでホロミンが携わる建築を見る事が出来るので、是非覗いてみて下さい。