まちが美術館!道北のアート作品が下川の商店街に集結

道北ゆかりのアートで繋がる道北連携アートイベント「下川まちなかアートフェス」が、10月下旬に下川町で開催されました。
会場はなんと商店街。パン屋さんに、地元の商店、新聞屋さんなど、まちなかが美術館となった道北初企画の様子や展示作品の一部をご紹介します。
 
参加したのは、天塩町、美深町、中川町、音威子府村、名寄市、下川町、幌加内町、和寒町、愛別町、士別市、剣淵町の11のまち。旭川市と稚内市の間にある地域となります。
 
 
 
 
まず紹介するのは、農民画家・及川幸雄さんの絵画です。
及川さんは、夏はトマト農家、冬は画家として活動されており、パリのサロン展で何度も入賞されているという実力派です。
自然と向き合う農家だからこそ感じ取ることのできる世界観。及川さんならではの繊細な感性が、絵に反映されているようですね。
会場となった「カフェ美花夢」、「アポロ」には、アートフェス終了後も及川さんの絵が一部飾られています。
 
 
 
 
下川町のバスターミナルには、巨大な木のボールが飾られていました。
こちらの作品は、プレイベントとして子どもたちと一緒に、木で三角形を作り組み立てたワークショップのもの。
中に入ることもでき、地元の子どもも集まる遊び場になっていました。
 
 
 
 
 
 
カラフルな糸がたくさん巻かれています。なるほど、これが虹ということなのですね。
 
続いては、商店街にある地元のコミュニティースペース「はるころカフェ」に飾られていた作品。
道北らしい白樺の樹皮が素材になっています。
 
 
 
 
 
 
小物入れやカゴバックなど、生活雑貨として使えるものも多く展示されています。
白樺の樹皮は強度があり長く使える実用品として、北欧では伝統工芸品になっているとか。
茶谷さんは、白樺林の多い美深町仁宇布を中心に活動されています。
 
北海道Likersで紹介した「世界に一つだけの白樺樹皮細工 Niupu Mother Tree」はこちら↓
http://www.hokkaidolikers.com/articles/594
 
 
続いては、音威子府在住、20代前半の若いアーティストによる木工クラフトです。
 
 
 
 
 
 
お菓子の甘い香りが漂う「矢内菓子舗」の店内には、かわいらしい作品が馴染んでいますね。
渡辺さんは、音威子府美術工芸高校卒業後、地域おこし協力隊の木工振興担当として働いています。子どもたちに木の良さを伝えていく活動をしているそうです。
「木の製品は大人になっても使い続けていくことができる。使い捨てではない物の良さを知って欲しい」と、活動への想いを話してくれました。作品からは木のぬくもりが伝わってきます。
 
続いて、多目的イベントスペース「ガーデニングフォレスト・フレペ」。温もりある木の空間に、木を素材にしたお二人の作品が展示されていました。
まずは、下川町在住で、世界大会でも優勝するチェンソーアーティスト・木霊光さんの作品です。
 
 
 
 
生命が宿っているかのような動きのある作品。
近くで見ると、精巧な作りと迫力ある表情に圧倒されます。
 
北海道Likersで紹介した「チェーンソーアート大会EZO CUP 2013」はこちら↓
http://www.hokkaidolikers.com/articles/635
 
そしてもう一人は、東京芸術大学で講師として勤務されている原口健一さん。
 
 
 
 
一見陶器のように見える彫刻作品は、上から見るとまた違う表情を見せてくれます。
原口さんは、今年の夏に「アーティスト イン レジデンス」(注:アーティストを一定期間招待し滞在中の活動を支援する事業)でフィンランドの作家と一緒に下川町に1ヶ月ほど滞在され、今回のアートフェスの企画にも携わったそうです。
 
今回が初めての取り組みとなった「下川まちなかアートフェス」。
自然とアートが結びついた作品が多く、そこから道北の魅力を垣間見ることができました。
 
一部の作品は、下記の場所で見ることができます。
道北を訪れた時は、ぜひ立ち寄ってみてください!!