関 蕎麦とわいん/晩秋の札幌でそば巡りシリーズ(3)

日本一の収穫量を誇る北海道のそば。旅行や出張で札幌に来たら、締めにラーメンもいいけれど、今時期はそばが狙い目です。さっそく、地元ライターおすすめの隠れ家へご案内しましょう。
札幌のすすきの交差点から徒歩5分弱。さまざまな飲食店が集まる第4藤井ビルの中に、「関 蕎麦とわいん」はあります。
 
店名にもあるように、ワインを飲みながら一品料理をつまみ、締めにそばを手繰る。そんな時間の過ごし方を提案するお店です。
 
 
 
 
ワインに合うように、料理にもひと工夫。例えば、そば好きにはおなじみの「蕎麦味噌焼き」は、北海道産の麦みそにそばの実、クルミやアーモンドなどの細かくしたナッツ、隠し味にそばの花から取ったハチミツを加えています。香ばしさが加わった蕎麦味噌焼きは、赤ワインにぴったり!
 
 
 
 
枝豆にはスモークをかけたり、「蕎麦屋の焼き鳥」は赤ワインを使った照り焼きソースで味わうなど、「ワインとの相性を考え、味に少し複雑性をもたせた料理にしています」と、店主の関さん。
 
 
 
 
「関」の焼き印を押した「だし巻き玉子」は、人気の一品。白だしの風味で、ほっとするお味に。
 
 
 
 
関のそばは、道北にある北竜町産のそば粉と道産小麦を使った二八そば。毎月3~4種類のそばを楽しめるのが特徴です。定番は更科と田舎。更科は喉ごしを重視し、温かいそばも更科を使用。田舎そばには黒千石大豆を加えることで、香ばしさをプラスしました。
 
 
 
 
そのほか、月替わりの季節そばを用意。昆布、ゆず、発芽玄米など多彩です。なかでも、関らしい変わりそばがワイン蕎麦。水の代わりに赤ワインでそば生地を練ったものです。ロゼ色のそばがキレイ。ざるそばで味わうと、最後にほんのりとワインの風味が漂います。
 
 
 
 
昆布、カツオ、サバ、サケ節などの旨味を生かしたつゆは、辛味を抑えたタイプ。「そばには日本酒という方がまだまだ多いと思いますが、ワインとの相性を面白がってもらえると嬉しいです」と、関さん。ワイン片手に、ひと味違うそば屋遊びを楽しんでみませんか?