さすが!のおもてなし「夢大地北海道ガイドタクシー」

札幌圏に約12,000人もいるタクシードライバーのうち、370人しか認定されていない「夢大地北海道ガイドタクシー」をご存じですか?タクシーならではの上質な旅を提案する、観光とおもてなしのプロ乗務員を、北海道Likersが訪ねました!
 
「夢大地北海道ガイドタクシー」とは、タクシー業界のレベル向上のために、北海道観光おもてなしタクシー乗務員認定機構が中心となり、2010年から実施するタクシー乗務員の認定制度です。その内容は、高い観光知識やおもてなしのモチベーションを持つ乗務員を、組織的に育成し、認定乗務員に登録・認定するという北海道独自の仕組みで、現在370人の認定乗務員が活躍しています。
 
この認定乗務員のひとりが、宮手考一さんです。JR札幌駅南口には、道内で最も多く認定ステッカーのついたガイドタクシーが集まり、宮手さんも頻繁にタクシープールを出入りします。
 
 
 
 
 
 
札幌近郊を乗務することが多い宮手さんに、ネットや得意先から観光など貸切の仕事が入ると、ガイドタクシーの認定乗務員として本領を発揮。宮手さんは、あふれる笑顔で全道を案内します。
 
「ガイドでは、お客様の好みを会話から早く把握することが大事です。『こんな見どころが好きかも知れない』と推測し、時間の制約や天候に応じたコースを提案すると喜ばれますね」。
 
 
 
 
「観光パンフも最新版を揃えて、待ち時間に目を通します。新しい情報は常に覚え、観光バスが行かないところや眺望が良い場所、タクシーだから行けるスポットを日々開拓しています」と宮手さん。
 
制度ができた2010年、宮手さんは猛勉強してグリーン認定を得ました。グリーン認定者とは、タクシー乗務員の中から乗務経験など要件を満たし、ガイドタクシーの養成研修を受け、筆記試験に合格した人のこと。認定乗務員に登録した人の車は認定ステッカーを貼ることができます。グリーン認定者は現在366人います。
 
グリーンの上にはシルバー認定があり、その数わずか4人。最上級のゴールド認定に至っては、「あの人こそふさわしい」という推薦がないと受験資格が得られない狭き門で、認定者はまだ出ていません。もし、シルバーの認定車を街で見つけたら、札幌圏6,000台のタクシーの中でピカイチの希少価値です。
 
 
 
 
 
 
多くの認定乗務員は登山やグルメなど、得意な分野を持っています。また札幌シティガイド検定や語学系、福祉の資格などを持つ人もいます。どんな得意分野を持っているかを、認定乗務員に聞きました。「私は趣味が軽登山なので、自然の案内ができます」(大原タクシーの大原さん)。「私は花が好きで富良野方面の乗務も頻繁です。車窓から見えるものを広くご案内できます」(新雪交通の藤木さん)。こうした情報は公式サイトで一覧化され、利用者はニーズに合った乗務員にアクセスが可能。さらに認定乗務員の約1割は外国語を話せ、何語に対応可能かも検索から探せます。
 
 
 
 
この認定制度をきめ細かくサポートするのがガイドタクシー事務局で、運用の全般を担当する上月(こうづき)あおいさんです。事務所は札幌駅前のビル内、南口タクシー乗り場を窓越しに確認できる距離にあります。
 
 
 
 
旅はレンタカー派だった上月さん。「認定乗務員と巡る旅には、自分で回る何倍もの楽しさや気づきがあることを、この仕事を通じて知り感動したんです」と、ガイドタクシーの魅力を語ります。さらに事務局では養成研修会も行い、上月さんは講師も担当。認定を目指して学ぶドライバーの姿勢や、陰の努力を知る講師の立場からも、上月さんは認定乗務員を高く評価しています。
 
事務局では、ガイドタクシー利用者の声全てに目を通しています。
「車いすの叔父が一緒でしたが、とても親切に接して下さいました」
「女性ドライバーならではの細やかさ、やさしい心づかいが、とても身にしみました」
「旅行後のアフターフォローも素晴らしい。Aさんにまた御願いしたい」
これらは回答の一部で、お客様の声は認定乗務員や事務局にとって、大きな励みになっています。
 
 
 
 
「旅行の際はぜひ体験してほしい」と語る上月さんでした。札幌では冬こそタクシー。あたたかいおもてなしの心と安全な移動、旅のベストを提案する「夢大地北海道ガイドタクシー」で、最高の思い出をつくりませんか。