蕎麦とお料理 ごん/晩秋の札幌でそば巡りシリーズ(1)

札幌の中心部、狸小路6丁目に、見過ごしてしまうほど小さな「狸小路市場」の入口があります。かつては食材を扱うお店が多数軒を連ねた市場ですが、今は鮮魚店と八百屋が残るだけ。あとはさまざまな飲食店が並ぶ、懐かしさと新しさが融合した不思議な食空間になっています。
 
 
 
 
狸小路市場の一角、この小さな行灯が目指す「蕎麦とお料理 ごん」の目印。玉砂利を抜け、階段を上がると、ゆったりしたカウンターが見えてきます。
 
 
 
 
まずは、そば前から。「あげそばとクリームチーズ」は、揚げたそばに梅入りのクリームチーズをディップ。意外に思うかもしれませんが、この組み合わせがとても合うんです!
 
 
 
 
以前、鮮魚店にも勤めていたという店長の中山知樹さん。目利きをした季節の魚は刺身、あぶりもの、天ぷらで楽しめます。みょうがが味のアクセントになる「芝海老とみょうがのかき揚げ」は、お塩でどうぞ。

 
 
 
ごんのそばは、十割で打つ美しくしなやかな細麺。新そばから道南の黒松内町産のそば粉を使っています。「香りの良さと甘さが特徴です」と、中山さん。夕方の開店前、さらには夜の営業中も多い時は2回もそばを打つのだそう。タイミングが合えば、真夜中に打ち立てのそばを楽しめるというラッキーが!
 
 
 
 
 
 
締めに手繰るそばは、「塩そば」がおすすめ。すだちをたっぷり搾った塩でいただくそばは、香りと甘さが際立ちます。10年ものという塩が吹き出た梅干しをちぎって、そばと一緒に味わう「塩梅そば」も心惹かれます。どちらもそばとのバランスを大切にした辛口のつゆもつくので、二通りの食べ方を欲張ることができ、お得な気分。
 
 
 
 
独特の雰囲気を持つ穴場・狸小路市場で新そばと料理、お酒を楽しんでみませんか?