北海道情報サイト「北海道ライカーズ」北海道情報サイト「北海道ライカーズ」

what likers

Icon search探す

公開 | チバタカコ

これぞ北海道ならではの旬の味覚。「ししゃも寿司」

「柳葉魚」と書いて「ししゃも」。北海道内の居酒屋では定番メニューの一つで、たいていは焼いて食べます。漁の解禁は10月~11月中頃までという短期間。これを焼きではなく、生で食べられるのは、まさに今しかありません!
 
 
ししゃも寿司
▲いつ食べるの?今でしょ!
 
 
ししゃもは、北海道太平洋沿岸だけに生息する日本固有の魚。北海道地図の下の方、逆三角になったあたりが産地として有名です。漁期が10月~11月中頃と短く、しかも「生」が食べられるのは地元ならでは!という旬を北海道Likersが見逃すはずがありません!
 
行ってきました、むかわ町。大正12年から続く老舗「カネダイ大野商店」(以下、大野商店)に、今しか食べられない「ししゃも寿司」があるんです!
 
 
ししゃも寿司
▲昭和10年代の大野商店。同店は、むかわ町内で一番長い歴史を持つ「本ししゃも取り扱い加工業者」です(写真提供:大野商店)
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲今の大野商店。道路沿いに大きな誘導看板がいくつもあったので、車で行ってもわかりやすかったです(写真提供:大野商店)
 
 
日高・門別方面では10月1日に漁が解禁になりましたが、むかわ町は少し遅れて10月11日に解禁。昨年が不漁だったので今年の水揚げが心配されていましたが、今年は豊漁の予感…とか。
 
大野商店代表の大野秀貴さんに話をうかがいました。
「ししゃもは周期があって、去年は本当に不漁だったけど、今年はいい感じです。サイズも大きく、脂がある。今年のししゃもは味がいいです」。
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲「子供の頃は、川でししゃもを獲ってました。干してあるのをダルマストーブで焙って、おやつ代わりに食べてましたよ」と大野さん
 
 
一般的に「ししゃも」と言われているものの中には、実はししゃもの代用品である「樺太ししゃも(カペリン)」が使われていることがあります。が、大野商店で扱っているのは、正真正銘の道産ししゃも。大正12年の創業以来、代用品は一度も扱ったことはない!と言い切るのは、「本ししゃも取り扱い加工業者」としての自信と誇りがあるからこそ。
 
では、さっそく、大野商店自慢のししゃも寿司をいただきましょう。
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲鮮度の良いししゃもを、皮をむいて三枚におろします。「今時期は、朝4時頃から、ずーっとさばきっぱなしですよ」(大野さん談)
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲職人さんが丁寧に握ります
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲ししゃも寿司8貫1,000円
 
 
見た目はヒラメかソイのよう。パクリと食べると…歯ごたえは柔らかく、脂がのっていて、なんて甘味があるんでしょう!焼いて食べるししゃもからは、この口当たりと味は全く想像できません。
 
うまい!
 
「醤油もいいですが、おススメは山椒塩。ピリっとした山椒が、ししゃもの甘さをさらに引き立てますよ。ちょっとだけつけるのがコツです」と、大野さんに言われた通り試してみたら…なんということでしょう!山椒の香りと刺激が、トロッとしたまろやかな甘さを引き出します。
 
ししゃも寿司で勢いがついたので、せっかくだから、今年の生干ししゃももいただきましょう。大野商店の生干ししゃもは2012年、北海道が推進する「北のハイグレード食品」に選定されています。
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲店の前に、ししゃものすだれ
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲串に差すのは全て手作業で、朝7時から夜7時まで12名程で黙々と作業するそう。その量、1日1t!
 
 
大野商店でししゃもの上手な焼き方を教えてもらいました。
 
自宅の魚焼きグリルで焼くと、頭や尻尾が焦げてしまいますよね?ししゃもを焦げないように焼くには、クッキングシートを使います。ホットプレートやフライパンにクッキングシートを敷いて、弱火~中火で焼きます。アルミホイルは、身が崩れるのでNG。
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲手前が子持ちのメス、奥がオス
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲ししゃもから出た脂でじゅわじゅわしてきます
 
 
カネダイ大野商店 ししゃも寿司
▲頭も尻尾も焦げないので、丸ごと一匹食べられます。脂があり、身がふっくらしていて、とてもおいしいししゃもでした
 
 
この他、大野商店では日高昆布とししゃもで出汁を取った「ししゃも汁」やニシン漬けの要領で漬けた漬物「ししゃも漬け」なども店内で食べることができます。「ししゃも寿司8貫セット」(1,400円)をオーダーすると、ししゃも寿司、ししゃも汁、ししゃも漬け、全部ついてくるのでお得です。
 
むかわ町は新千歳空港や苫小牧港からも近いので、北海道に上陸したらそのままレンタカーなどで来る道外客も多いそうです。
ししゃも寿司が食べられるのは、11月いっぱいまで。生干ししゃもは、通販で一年中購入可能です。また、大野商店は全国各地の北海道物産展に出店しているので、道外の方は、どこかで見かけたら、ぜひ寄ってみてください。ししゃも寿司はむかわ町に来ないと食べられませんが、本物の道産ししゃもは楽しめますよ!
この記事をSNSでシェアしよう!
  • これぞ北海道ならではの旬の味覚。「ししゃも寿司」
  • Google+
Title
Close