2013年10月15日 | nobuカワシマ

大雪山の花畑、秘湯、最高峰を同時に楽しむ一日登山

北海道の屋根をぐるりと一周。高山植物の花畑、秘湯、北海道最高峰旭岳山頂を楽しむ欲張りな登山ルートです。絶景が続くこのルートを、北海道Likers編集部の自称探検隊がチャレンジしてきました。
 
スタート地点は旭岳ロープウェイで登った姿見駅。
駅舎内で山の最新情報を確認し、NPO法人が実施している3分レクチャーで山の注意点を確認します。この先登山ルートにはトイレが一つもないのでここでしっかり用を済ませます。
身支度を整え駅舎内から表に出ると、目の前には北海道最高峰の旭岳の姿が飛び込んできます。
 
 
▲写真の左方向に進んで山の反対側へぐるりと回り、裏側から登ってコチラ側へ降りてきます
 
 
今回進むルートは以下です。
姿見駅→裾合平(すそあいだいら)→中岳温泉→間宮岳山頂→旭岳山頂→姿見駅
約7~8時間の行程です。(所要時間は人によりだいぶ異なります)
 
2013年9月11日、午前8時15分。
北海道Likers自称探検隊(nobuカワシマ、ミヤシタ)、いざ出発!
 
 
▲(写真左上・右上・左下・右下の順で)駅舎を後にし、高山植物エゾオヤマリンドウや、満月沼・すり鉢池・鏡池など高原の池を右に左に見ながら快適に進んでいきます
 
 
鏡池のほとりがこのルートでの最初の分岐点。姿見の池へ通じる散策路と分かれてこれから本格的な登山道に入ります。右手に旭岳と白い噴気を見ながらゆるい登り坂を進んでいきます。
 
 
▲岩に染料で丸く印がついている方面が登山ルート。ゴツゴツとした岩の中を進むため目印がないと道を見失ってしまいます
 
 
▲途中幾筋もの小さな沢を越えながら進むのでアップダウンの繰りかえしが続きます。岩と砂利の登山道、大自然の中を行くミヤシタ隊員、崖沿いの道を進むnobuカワシマ隊員
 
 
姿見駅を出発して歩くこと2時間弱。登山道には木道が敷かれ、少し視界が開けてきました。間もなく裾合平の分岐点に到着です。
 
 
▲木道にはところどころ傷んで板が抜けてしまっている部分もあるので足元に注意して進みましょう
 
 
ここで、中岳温泉を経由して旭岳や黒岳・層雲峡温泉などへ向かうルートと、当麻乗越(とうまのっこし)を経由して沼の平や愛山渓温泉へ向かうルートに分かれます。沼ノ平方面へのルートは9月中旬~下旬にかけては紅葉が美しく訪れる方も多い場所です。我々は中岳温泉へ向かって進みます。
 
 
▲裾合平周辺は広大な風景が広がります。湿地帯でもあるため時折ぬかるみがありますが木道なので安心。ただし抜け落ちている部分もあるので景色に見とれよそ見していると危険です
 
 
▲9月上旬ですが早くも秋の装いになっていました。彩りのある平原を進んでいきます
 
 
▲初夏はこのような花畑が広がります(写真:NPO法人ねおす提供)
 
 
ここ裾合平一帯は広大なお花畑でもあり、白い花のチングルマの群生が見渡す限り広がります。時折水たまりのような小さな沼がいくつもあり、数本の細い沢を石伝いに渡りながら進んでいきます。登山道は平地からだんだんと中岳の山腹に刻まれた深い渓谷へと進んでいきます。
 
 
▲平地から一転、岩山を登っていきます
 
 
だんだんと登山道の脇を流れる沢の水が白っぽくなり、ほのかに硫黄の匂いが立ち込めてきました。ほどなくすると…
午前10時30分、秘湯、中岳温泉に到着!
通常はここまで姿見駅から約2時間30分かかるので、15分ほど早いペースで到着してしまいました。
 
 
▲脱衣所など建物は一切なし。大自然の中で土を掘っただけの湯船があります。北海道Likers自称探検隊、もちろん入りました!(周囲に登山客がいないことを確認の上で)
 
 
近くの岩筋から湧き出る真っ白い湯が注がれる究極の天然温泉。温度調節するには沢の水を引き入れるしかありません。
まずは汗を流し、足の疲れをゆったり癒しました。ただここであまりのんびりしていると帰る時間に間に合わなくなってしまうので、湯上りに漂う硫黄の香りを土産に温泉を後にしました。
 
午前11時すぎ、秘湯、中岳温泉出発。
温泉を過ぎると渓谷の両岸は城壁の如くきり立ち、九十九折の道で尾根へと一気に上がって行きます。登るにつれ周囲に生えていたハイマツの丈がどんどん低くなり、遠くまでの見通しもよくなってきました。霧が立ち込めて視界が悪くなったものの、秋の装いをした草木のコントラストが美しかったです。
 
 
▲ウラシマツツジやナナカマドが色づき、遠くには万年雪も
 
 
中岳温泉から約30~40分、登りきると間宮岳と中岳の中間にある中岳分岐に到着。目の前にはお鉢平と呼ばれる巨大な爆裂火口跡が現れます。ここで左に曲がると北鎮岳や黒岳・層雲峡温泉方面、右に曲がると旭岳や白雲岳方面となります。我々は右折、お鉢平を左手に見ながらさらに間宮岳山頂へ向かい登っていきます。
 
 
▲壮大な光景が広がるお鉢平。周囲を囲む外輪山の尾根づたいに登山道があり、景観を楽しみながら歩くことができます。火口の中は有毒温泉と呼ばれており危険につき立ち入り禁止です
 
 
中岳分岐から30分少々、砂利の道を登りきると間宮岳のてっぺん!
午後12時05分、間宮岳登頂。
 
 
▲山頂は平らでなだらかなため、標識がないとどこが山頂かわからない…
 
 
残念ながら霧が少し濃くなってきました。視界も悪くなってきて景観どころかコースの判別も少々しづらくなってきました。この先は間宮岳を一気に下り、今回一番の難関、旭岳の裏側からの登頂が待ち受けています。間宮岳山頂から旭岳山頂までは通常ならば約1時間30分、あとひと踏ん張りです。
 
 
▲先を行くミヤシタ隊員の姿も霧で霞みます。崖のような旧坂を下りきると裏旭キャンプ指定地という平坦な区間が少しだけありますが、その後はアリ地獄のような急坂が待ち受けています
 
 
一歩進んで半歩下がる、というような砂と砂利の急坂と格闘し、40分かけて登りきると…
 
午後13時15分、北海道最高峰、旭岳登頂。
 
 
▲旭岳山頂、お決まりですが登頂の証に
 
 
▲天気がよければホントは背景がこう見えるはず!(2012年10月9日撮影)
 
 
予定よりも20分も早く山頂までたどりついてしまいました。ちょっとハイペース。景色は全く見えないものの、山頂の雰囲気を楽しみながらここで軽く昼食。しばし休憩をしたのち山頂を後にしました。
 
 
▲霧の時の道迷いが多いニセ金庫岩付近を通過し、大岩が転がる登山道を下っていくと姿見の池や地獄谷の噴煙がだんだん近づいて見えてきます。石造りの避難小屋が見えてきたらゴール間近です
 
 
1時間10分程度で下山。
午後14時40分、姿見の池到着。
 
 
▲ずっと霧に覆われていた山頂がほんの一瞬だけ姿を現しました。水面に映る旭岳が美しい姿見の池
 
 
このあとはロープウェイ姿見駅までは散策気分で歩いていくと約30分で到着です。トイレ我慢できない方は散策どころではなくダッシュ!でしょうか。まっすぐ行けば約20分です。
 
北海道Likers自称探検隊、無事帰還しました。山あり谷あり沼あり温泉あり、盛りだくさんな景観を楽しめるこのルート。欲張りさんにはオススメです。健脚の方は登山装備を整えてぜひチャレンジを!
 
 
 
★関連記事リンク
北海道最高峰の大雪山「旭岳」が水面に映る「姿見の池」
http://www.hokkaidolikers.com/articles/1602
北海道のてっぺんに立つ!北海道最高峰の大雪山「旭岳」
登山をしないと入れない天然温泉、大雪山「中岳温泉」
 
 
<ひがしかわ観光協会>
<東川町>

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