登山をしないと入れない天然温泉、大雪山「中岳温泉」

登山道沿いにある渓流の脇から真っ白な熱湯が湧き出し、土に穴を掘っただけの湯船にこんこんと注がれています。ここは大雪山の山の中にある「中岳温泉」。登山の装備をしていかないと入れない、究極の天然温泉です。
温泉、といっても、いわゆる入浴施設ではありません。休憩所はおろか、洗い場も脱衣所もトイレもありません。大自然の中に湯船だけがあります。
 
 
 
 
周辺の岩陰から湧き出る白いお湯が、この湯船へ流れ込んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
この温泉がある場所は、大雪山の山の中、旭岳の脇を通る登山道の途中、裾合分岐と中岳分岐の中間地点にあります。層雲峡温泉から黒岳に登り、旭岳ロープウェイの姿見駅まで縦走する登山ルートや、姿見駅を起点に旭岳を登り山の反対側へ下山し、ぐるりと旭岳を半周して姿見に戻る登山ルートなどで通ります。長い登山で疲れた体を癒す絶好のポイントです。
ゆったり浸かって疲れを癒し…といきたいところですが、登山客がたくさんいらっしゃる時は譲り合いしつつ、周囲の目を気にして足湯だけにとどめる、という配慮も必要です。
 
北海道Likers取材チームが訪れた時も、登山途中で休憩する方にお会いしました。
 
 
 
 
足湯、気持ちいいですよね!しかも、ホンモノの天然温泉! 
街中にある「天然温泉」と表示されている温泉施設とは訳が違います!
 
でも、せっかくなら足湯だけではなく入りたいですよね。
ということで、登山客がいないタイミングを狙って北海道Likers取材チームは入浴しました!!
 
まずは中岳温泉ならではの入浴準備をしなくてはいけません。
何だと思いますか?
 
正解はコチラ!
 
 
穴掘りです。
 
 
 
 
流れてくる砂利や砂でだんだん湯船が浅くなってしまうので、入れるようスコップで湯船の底を掘って深くします。
登山で疲れた身体を癒すために穴掘りという肉体労働をしなくてはいけない、という矛盾はありますが…気にせずに…ここでの「お決まり」な行事ということで。仮に掘らなくても入れますが浅い湯船になります。せっかくなので少しだけ掘ってみましょう。
ある程度掘り、かき混ぜたために濁ったお湯が白く澄んできたら、いざ、服を脱ぎ捨て湯船へドボン!まわりに人がいないことをいいことに、大自然の中で生まれたての姿になり真っ白い湯船へ飛込みます。
 

 
 
 

 
湯加減は絶妙!湯が流れてくる近くは少々熱く注意しなくてはいけませんが、湯船自体はちょうどよい湯加減。
熱い湯が好きな方には気持ちぬるめ、ぬるい湯が好きな方には気持ち熱め、と感じる位でしょうか。ただ、湯加減はその日の気温にも影響されるので一概には言えません。なんせホンモノの天然温泉、自然のままの温泉なので。
 
 
 
 
中岳温泉へアプローチするのに一番便利な行き方は、旭岳ロープウェイ姿見駅から裾合分岐を経由するルートです。ただし片道2時間30分の登山道で途中トイレもありません。覚悟して!?行きましょう!
 
 
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