根室っこのソウルフードといえば、エスカロップ!

根室(ねむろ)市民のソウルフード、エスカロップは市内の喫茶店やレストランでは普通に並んでいるメニュー。一体どんな料理なのかって? 元祖発祥と関係の深い店を訪ねて来ました。
 
 
 
 
JR根室駅から徒歩すぐの「ニューモンブラン」がそうです。昭和38年の創業です。
 
 
 
 
早速、3代目オーナーの佐野暢哉さんに話を聞いてみました。
 
FUKKO「佐野さんが、エスカロップの元祖発祥についてご存じだと聞いて来たのですが…」
 
佐野さん「今はないのですが〝モンブラン〟という店が発祥です。当店の初代がここを始める前に働いていた店です。初代からは、〝モンブラン〟をたたむタイミングでエスカロップのレシピを引き継ぎ、ここをニューモンブランと名付けてメニューに置いたと聞いています」
 
 
 
 
FUKKO「どういう料理なのですか?」
 
佐野さん「タケノコのみじん切りを入れてバターで炒めたご飯の上に、とんかつを載せてデミグラスソースをかけたものです」
 
 
 
 
店によってレシピはさまざまですが、ニューモンブランのデミグラスソースは、牛コツと野菜を一週間煮込んでフォンをつくり、そこにトマトピューレとソースを加え、バターで炒めた小麦粉でとろみをつける伝統の味。
 
とんかつは道内産豚肉を薄く、やわらかくあげることでご飯と馴染むようにしています。また、ご飯は少し堅めがおいしいため、わざわざ専用に炊いています。
 
 
 
 
メニューには載っていない裏メニューとして、「エビエスカ」もありました。肉が苦手な人のために考えられたそうで、肉の代わりにエビフライを載せています。
 
 
 
 
というわけで、食べてみました。
 
最初は「タケノコライス!?」と驚きましたが、甘みと食感がいい。佐野さんいわく、まかない料理として誕生したらしいので、冷蔵庫にあったものでなんとなく…だったのかも知れませんが、そこはさすがプロの料理人です。
 
デミソースはあっさり系。カツもエビフライも食べやすい大きさにスライスしてあり、ボリューミーですがぺろっといってしまいました。それにしてもバターライス×デミソースの組み合わせは最高です。洋食好きはきっと好きな味ですよ!
 
根室の喫茶店やレストランでは、カレーライスやオムライスと並んで普通にメニューに載っているエスカロップ。地元の人は「エスカ」と呼び、これまた普通に食べています。
ちなみに、不思議な響きの名前は、フランス語で肉の薄切りを意味する「エスカロープ」が語源ではないかといわれています。
 
根室に行った時には、ぜひ、食べてみてくださいね。