2013年10月01日 | nobuカワシマ

北海道最高峰の大雪山「旭岳」が水面に映る「姿見の池」

北海道最高峰の大雪山系「旭岳」の山裾にある「姿見の池」。旭岳の姿を水面に美しく映し出すことから池の名前がつきました。
標高1,600m付近にある旭岳ロープウェイ姿見駅から散策路を最短ルートを歩いて20分程度の場所にあります。本州の3,000m級の山々と同じ自然環境にあると言われ、6月でも残雪が残り、9月中頃には紅葉、9月下旬から10月初旬には初雪が降ります。
 
 
姿見の池
▲9月中旬、彩り始めた姿見の池。旭岳の姿が水面に映ります(2013年9月11日撮影)
 
 
昔旭岳が大噴火をした時、山頂が崩落し噴火口が大きく陥没しました。陥没した部分に雪解け水や雨水がたまり誕生したのが姿見の池です。
元々噴火口だったという証は、姿見の池に行けば誰もがわかります。なぜなら、すぐ近くでこのような光景を目にすることができるからです。
 
 
▲地中から勢いよく上がる水蒸気。吹き出し口の岩場が黄色く変色しています(2012年10月9日撮影、以下同)
 
 
旭岳の地獄谷。
姿見の池から散策路を歩いて2、3分。もうもうと白煙が上がり硫黄の匂いが漂います。「ブシュー」と勢いよく水蒸気が噴き出る音はかなり遠くにいても聞こえてくるほど大きな音をたてています。
ここで火山活動があったことを示す証です。
 
散策路を進むと荒々しい光景とは一転、大雪山系の山並みと高山植物が広がる広い草原が続きます。
 
 
▲例年9月中旬から10月初旬にかけては紅葉となり彩豊かな光景に
 
 
さらに散策路を進むと、姿見の池とは違う池が目の前に見えてきます。
 
 
▲大きな池と小さな池が左右に見えます。各々名前がある池ですが2つ合わせて夫婦池と呼ばれています
 
 
過去水蒸気爆発が起こった時に小さな噴火口ができ、火山活動を停止した後に水を蓄えるようになったそうです。
 
 
▲大きな池の名前は「鏡池」。名前のとおり旭岳を鏡のように映し出します
 
 
▲小さい池の名前は「摺鉢(すりばち)池」。摺鉢の底のようにくぼんだ部分に丸い池があり、空と雲と山の姿が水面いっぱいに映ります
 
 
これら美しい池を巡る散策路。国立公園内ということもあり自然保護への取り組みもしっかりなされています。
 
 
▲高山植物を守るため脇にそれないようロープで仕切られ、坂道や段差は木や石を使っています(写真:東川町大雪山国立公園保護協会提供)
 
 
これらの散策路は東川町大雪山国立公園保護協会から委託を受けた地元のNPO組織が、自然環境を守りつつ訪問者が歩きやすいようにと日々整備をしています。
 
 
▲寒い日も雨の日も、日々作業をされており、頭が下がる思いです(写真:同上)
 
 
美しい池を巡る散策路はこのような地道な活動によって支えられています。私たちも訪れる時には自然を守らなきゃ、という気持ちになります。
散策をする時は登山靴ではなくスニーカーでも歩けますが、サンダルやヒールがある靴では石の段差などかなり危ないので避けましょう。
 
 
旭岳を鏡のように映し出す姿見の池と夫婦池。
 
 
姿見の池
▲晩秋の姿見の池。うっすら雪化粧をした旭岳の姿を鏡のように逆さに映し出します(2012年10月9日撮影)
 
 
雪がなく歩ける時期は1年でたった4ヶ月弱。例年10月に入るともう間もなく長い冬が始まります。
短い夏の間、絵葉書のように美しい光景を楽しむことができます。

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