美しく見えて縫製も秀逸な札幌発アパレルブランド

「ESTHER(エステル)」は、2011年7月に札幌で誕生したアパレルブランドです。無彩色の生地で仕立てられたアイテムは、エッジが効いていてかっこよく、かつ、女性らしさをも引き立ててくれる、アーバンなデザインが特徴です。
 
 
 
 
 
 
手がけているのは、若い女性2人組。デザイナーの新田翠さんと、ソーイングオペレーターの花田果林さん。
 
 
 
 
ブランド立ち上げの契機は、2人が勤務する縫製会社「相合縫製」代表取締役、笠原祥史さんの思いにありました。
「若い人が夢を持って働ける職場を作りたくて、それならブランドを立ち上げよう、と考えたんです。ただ、社員には、社長に言われたからやるというような受動的な態度で挑んで欲しくなかった。チャンスはこちらが作るので、あとは自発的に取り組んでもらいたい、というのがこちらの願いでした」と、笠原さん。
 
 
 
 
 その思いに応えたのが、当時すでに「相合縫製」で働いていた花田さん。そして花田さんが、デザイナーとして適任だろうと抜擢したのが、北海道文化服装専門学校時代の同級生で、当時はファッションイベントの仕事をしていた新田さん。花田さんは学生時代から彼女のデザインを評価していたといい、声をかけてみたところ〝ハンティング〟は成功。新田さんは、「少しでも力になれれば」と「相合縫製」に転職してきました。
こうして、「ESTHER」は始動しました。
 
 
 
 
ブランドの立ち上げに使える時間はごくわずかでしたが、新田さんは仕事を覚えながら、そして花田さんは従来の仕事をしながら、地道に着々と準備を続けていきました。
「当時は、自分たちのやりたいことが、会社や世の中の求めているものと合っているのか不安があった」と新田さん。「でも、手探りでいちから考えて取り組んでいくことが面白くて、夢中だったのも確か」と花田さん。
 
最初に世間に商品をお披露目したのは、ブランド設立から半年後の2012年1月。アジア最大の展示会である香港の「ファッションウィーク」でした。その後、10月にウズベキスタンでファッションショーに参加し、セレクトショップへの卸しも開始。また、今年は札幌市の地下歩行空間でミニファッションショーも行いました。
 
 
 
 
デザインは、きれいに見られたい、という女性の願いを叶えようと、「デコルテを華奢に」「二の腕は細く」「足はスラッと長く」見えるシルエットを強く意識。着た時に体型を美しく見せるものができあがるまで、試作を繰り返すといいます。
 
また、特筆すべきは、やはり縫製技術。「相合縫製」は1968年の創業以来、長らく、規格の厳しいユニフォーム作りを手がけてきたため、細部にまで手をかけた、丈夫で着崩れしづらい衣服作りが評価されており、その技術をそのまま「ESTHER」にも採用しています。
 
 
 
 
 
 
例えば、ジャケットの裏も、しっかりと裏地を張り、パイピングを施し、さらに女性用ジャケットにはめずらしい内ポケットまで付いています。着脱しやすく、機能性も抜群です。
 
 
 
 
2013-2014秋冬コレクションは9月中旬頃から立ち上がり。「winter beach」をテーマに、凜と澄んだ空気を表現。これまでは無彩色の展開でしたが、今期はそれを引き立てるための色ものも作りました。
 
 
 
 
 
 
販売は、オンラインショップ、セレクトショップが中心ですが、10月9日(水)~14日(月・祝)には、大丸札幌店7階催事場「Hokkaido いいモノ・いいコト マルシェ」に出店予定です。本物を見て、試着して買いたい人は、この機会にぜひ。
 
今後がますます楽しみな札幌発ブランドで、秋冬のおしゃれを楽しんでください。